2008年6月16日月曜日

死の夢

夢を見た
なんことはない、いつもの夢だった
ただ一点を己の視点でじっと見続ける
そんな夢だった

よく見る夢だった
いつから見るようになったのかはまったく覚えていない
ずっと昔から見ていたような気がする
ほんの最近見るようになった気もする

いつもその夢は中途半端だった
いつもその夢は繰り返していた
そしていつも終わることがなかった

そんな夢が最近ほんの少しだけ先に進んでいた
気づいたのはほんの些細なことだった
ずっと見ている風景の中で小さな花が咲いていた
元々つぼみだったその花は咲いた後も気づかないほど小さかった

夢は元々灰色だった
なにも色がなかったのはなんにも気にしていなかったからなのかもしれない
なにも変わらないと思っていたその風景に花が生まれた
そんな些細なことが夢に色を与えていった

初めは花の周りが褐色になっただけだった
それから色づいた風景はどんどんと広がり
気づいたときには夢に赤色が青色が黄色が増えていった

そして気づくのに遅れてしまった
夢はその花が咲いたところからゆっくりと無くなっていた
気づかないうちにずっとそれは広がりすでに半分が無くなった
全ての色が無くなったときどうなってしまうのかはわからない
だけど恐らく死を告げる夢なんだろうと思っている

確たる根拠じゃない単なる予感
それでも思ってしまうのは自信

あの中心に咲く花
あれが咲ききったとき
最後の時が訪れるのだろう

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